黒木 彩さん
出 身: 川南町
移住前: 東京都(20年)
移住年: 2015年4月
職 業:「森の造形舎」代表 、臨床美術士
高千穂移住のきっかけは?
大学卒業後も東京で20年間生活をしていたが、帰省時などに、自然豊かな高千穂の環境を肌で感じ引きつけられたそうです。
また、高千穂でしか感じる事の出来ないものを創作活動に生かしたい(表現したい)と思ったからだそうです。
※臨床美術士(クリニカルアート)とは
独自のアートプログラムに沿って創作活動を行うことにより脳が活性化し、認知症の症状が改善されることを目的として開発されました。
臨床美術士が一人ひとりの参加者にそった働きかけをすることで、その人の意欲と潜在能力を引き出していきます。
彩さんの言葉でいうと・・・
「心が元気になるアート」「上手、下手 関係なく、感性をそのまま表現することであるがままの良さを認めるアート」
この理念の下、作品を介して心をつなげるのが臨床美術士。
絵を描き始めたきっかけは?
もともと絵を描く事は嫌いではなかったけれど、幼い頃からの夢という訳ではありません。
父が病気になった事をきっかけに人の役に立ちたいという気持ちが強まり現在に至っています。
どうすれば体験できますか?
電話 または メールで簡単に申し込めます。(一人での体験もできます。)
Aコープ上野店前の横断歩道を渡った真向かいの(2階建)一軒家が
自宅兼アトリエとなっています。
※現在、幼稚園、生活介護事業所、ワークショップ等で講師を務めています。
森の造形舎
〒882-1411 高千穂町上野248-4
携帯 080-3472-0540
電話&FAX 0982-82-2530
e-mail morizo.umizo@gmail.com
高千穂でおすすめの場所はありますか?
どこもお勧めですが・・・
ドライブしながら見える景色や、雨上がりにみれる空と地のつながる神秘的空間など
その時、その時にみられる「高千穂の自然」が好きです。
高千穂に住んで良かった事は?
・人が優しいこと。
・食べ物がおいしいこと。
特に(生)シイタケはみずみずしくて、びっくりしました。東京では食べれないと思います。最高級の食材だと思います。
高千穂生活で想定外だったことは?
・寒さです。(即答)
・飲みに行くと帰りの手段がないこと。
・食費以外の経費がかかる事
(初めて、自家用車を所有し、保険料、車検、ガソリン代などの維持費に驚いたそうです。)
高千穂での公共交通機関は、
バスとタクシーのみです。
場所によってはバスの本数も少なく
自家用車がないと不便です。
しかし、それにも勝るものが
きっと高千穂にはあるはずです。
彩さんと話をする中で、「私は五感を活用していない」と感じました。
「いつもそこにあるものだから」と当たり前になっているのかもしれません。
フ~ッと力をぬいて、いつもの景色を見てみると、いつもとは違った景色が見えてくるかもしれませんね。また、それに気づけた時の喜びも格別かもしれません。
心が癒されると、気持ちにも余裕ができます。そして人にも物にも優しくできる良い循環が生まれてくる気がします。
毎日の生活をなんとなく過ごしても1日です。同じ1日なら満足感を得て終わりたいですよね。
まずは、身近なものに目を向けてみようと思わせてくれた、ステキな彩さんでした。