一滴の会について
設立趣旨
一滴のあゆみ
組織構成
設立の趣旨
私たちは激動の戦後の中、地域を良くしようと必死に働いてきました。しかしその一方では、地域社会の低迷、過疎化、それらから生じる農村部での独居老人問題、観光地をはじめとする自然景観の破壊(人工物の乱立と老朽化)、文化継承の不足など、努力して働いてきたことが、社会的、文化的な歪みを生じさせてしまったことも事実です。
こういった将来の高千穂に対する不安を取り除き、豊かな農村での生活や観光地としての発展や自然景観の保全をしていく上で、その人材、また方法論そのものが新しい課題となっています。一つの解決案として、コミュニティビジネスの方法論を取り入れ、プロの技術者同士で連携しつつ、それぞれが自分の生活を楽しみながら自分の出来る範囲で問題解決に参画する、それがそのまま社会全体の幸福につながると考え、そう言った社会を実現する為に我々の手で新たな仕組みを早急に作り上げる事が重要だと考えるに至りました。
例えば、
(1)独居老人が住む住宅の快適化と心のケアに関する仕組み作り
(2)観光地に住む住民として、従来の観光業とは違った形でのおもてなしの仕組み作り
(3)近隣の住民、地域で仕事をしてきた中で地域に育てられてきた技術者達を 巻き込む仕組み作り
(4)将来に残すべき景観を行政に頼らず保全し未来に繋ぐための仕組み作り
(5)各自が余暇の範囲でそれぞれ楽しみながら問題解決を目指す仕組み作り
といったものです。
これらの仕組みを作り、実現することが出来る組織を我々が確立することで、従来の組合組織や協会組織にとらわれない横断的かつ流動的な組織の運営や様々な幅広い支援活動を実施することが出来ると思います。
これは、今まで地域の仕事を請け負う中で、守り育てられてきた技術者達の地域貢献のモデル、次の世代を担う子供達に、観光地としての高千穂の景観を残すための場としても有用でしょう。また独居老人の孤独死や、新しい生き甲斐作りの場として貢献できることも期待されます。当団体は、このようなまちづくり・地域安全活動を通じて、豊かで住みよい社会の創造に貢献することを目的とします。
一滴の会のあゆみ
2007年度 6月 任意団体として発足
観光地の景観整備活動を中心に、福祉施設や町内で行われるイベントにも協力者として参加。
2012年度 1月 NPO法人「一滴の会」として法人登録 NPO法人として事業開始
2013年7月~2014年6月 平成25年度緊急雇用創出事業(起業支援型地域雇用創造事業)に伴う移住定住推進事業委託により
移住定住推進事業開始
2014年10月~2015年3月 平成26年度定住環境整備促進支援事業補助金に係る事業実施
※移住定住促進活動は高千穂町より委託を受けて行っております。
◆社会福祉協議会会員 ◆高千穂町観光協会会員
組織構成
理事長 市野 辰廣 (電設会社経営)
副理事長 佐藤 憲洋
理 事 押方 一郎 (塗装会社経営)
理 事 橋本 昭市 (不動産会社経営)
理 事 甲斐 義久 (林業会社経営)
理 事 佐藤 恭二 (工務店経営)
理 事 甲斐 さゆり
理 事 小川 義孝
監 事 佐藤 恒仁 (調剤薬局経営)
監 事 甲斐 悠佑 (ガス販売経営)
事務局
※一滴の会が運営する空き家バンク等の移住・定住推進事業は、高千穂町から委託を受けて運営しています。
本事業において入手した情報(個人情報を含む)は、高千穂町役場と共有され、本事業の推進にのみ使用されます。